<土曜は株のおはなし>
バフェット―「米国株式会社」を動かす男
以下バフェットの本の要約です。株投資の基本を再認識させてくれます。お勧めの一冊です。 その他著書はたくさんあります。その他の本も読んでみたいとおもっています。
・ROEが15% ある限り、業績(悪い) を見てうろたえることはない
・ 一斉に売りに傾くときに買う
・ 会社の中身がよく分かっていて勝つ確率が高いものしか投資しない
・ ギャンブルな投資はしない
・激安株を探す (現金収支、DCF、適正な株価割り出し)
・買いたくない時 (株価が高い時)は買わなくて良い
・ 格付け会社は信用せず自分を信じる(格付けが悪かったワシントン電力公社社債で儲けた)
・ 国際市場でそれも未開発な地域がまだたくさん残っている市場で好業績を収めている企業が、絶好の投資先 (ただ企業統治や法人税制等考慮が必要)
・ 自分がその企業を相続したと仮定して調査し、経営者として何をするか、 何をしたいと考えているのか、 心配事はないか、どんな競争相手がいて、 どんな顧客がいるのかを色々な人にぶつける、 競争相手や顧客に直接聞く、 そうすればその会社の長所と短所が見えてくる。 安全余裕率を考慮する
・最も重要なのは、 自分の能力の輪をどれだけ大きくするのかではなく、 その輪の境界をどこまで厳密に決められるか。 自分の輪がカバーする範囲を正確に把握していれば投資は成功する。(最近だと、携帯電話会社は買いそびれた。 でも私の能力の輪の外だったから仕方がない。)
・ どうやって企業の真の価値を見出すか→目をつけた企業の年次報告書を読み、 次にライバル会社の年次報告書を読む。図書館で保険格付け会社の本を読み、詳しい知識を得るため本を読み、 保険の専門家、経営陣と話をした。(保険会社買収時)
・利益率がすべて (売上高ではない)
・ 会社買収のポイント(株式投資にも準じる)
・大企業で税引き利益が10億円以上
・継続的に利益を上げる能力が備わっていること
・ROEが高く、借入金がほとんどないこと
・経営陣が残留すること
・単純明快な事業であること
・売却希望価格を提示すること
・ バフェットは年率15%を目標
・ 航空事業は儲からない(利益がない)のでやめた(今まで一度も儲かっていない)
・ 過ちを犯すことをやめることが第一歩 (ガソリンスタンド株投資等バフェットは失敗している)
・ ディズニー→映画白雪姫を所有することは、油田を所有するようなもの。 売っても売ってもなくならない。 何度も映画化できる等
・ バカでも経営できる企業を探すこと
・ 商品そのものが長期間持ちこたえられるか (コカコーラは戦前から原料の砂糖金額高低があるが持ちこたえられる。 40$が今では180万$の価値)
・ ビジネスを営んでいる市場が確実に成長し続け、 その国際市場でリーダーの地位を確保できる。 しかも一人当たりの消費量の増加が期待できる会社がよい。 (コカコーラ等)
・偉大な企業とは、 今後25~30年偉大であり続ける企業
・ 企業で成功するためには、自分がオーナーになったつもりで考えること。 悪い知らせがあればすぐに伝えること
・ 「安く株を買えばうまくいく」訳ではなく、「優良株を買えばうまくいく」
・ フランチャイズの価値をあなどらないこと
・アメックスは、 子会社倒産でかなりダメージを受け株価が下がったが、 信用力が揺るがず立ち直った。 その際バフェットはこの株を買っている。
・ 保険会社の株を買う際は、保険会社の運用株を評価する必要がある。
・ 寡占は独占に次いで素晴らしい状態
・ 自分が手がけるビジネスをちゃんと理解していれば多角化は無意味 (多角化会社の株を買う必要はない)
・ 長期投資に徹すること。
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