<水曜は雑誌の紹介>
今週は、本来は、雑誌紹介の日ですが、日経ビジネス、週間ダイヤモンド、週間東洋経済の3冊がゴールデンウィークで休みのため(前週が合併号でした)、代わりに本の紹介をします。
戦国武将「藤堂高虎」の本です。藤堂高虎は以下のように何度も主君を替えているため「裏切り者」と評されることが多いようですが、丹念にその人生を辿っていくと、人を裏切ったり信義にもとる行動はしていないようです。
そのため、人を観る目の肥えた家康でさえも、譜代の臣以上の絶大な信頼を寄せています。
浅井長政→磯野員昌→織田信澄→豊臣秀長→豊臣秀保→豊臣秀吉→徳川家康→徳川秀忠と主君は変わっています。
高虎は、筋を通し、剛勇であるだけではなく、たゆまざる努力と自己変革によって、経済・兵站・築城術にも通じたようです。
その結果、高虎の手がけた城は、和歌山城、大洲城、宇和島城、今治城、膳所城、伏見城、江戸城、駿府城、篠山城、亀山城、津城、伊賀上野城など多数に登り、どれもが天下の名城として知られています。今後城跡めぐりしてみたいなあと思っています。
高虎の最期の言葉は以下の通りです。現在にもつながると思います。
・起きたときから、この日は死ぬ日だと思い定めねばならない。死ぬ覚悟ができていればけっして物に動ずることはない。
・合戦においては、つねに負ける覚悟をしておくこと。負けたときにうろたえないための用意である。
・普段から人の噂話をしてはいけない。
・他人の悪口に耳をかたむけてはならない。
・人の仲裁や詫び言に関わってはならない
・自慢話などを吹聴してはならない。
・何事も理詰めにものを言ってはならない。家臣を追い詰めすぎず、自らを振り返らせる余地を残せ
・若いうちはどんな芸でも習っておけ。盗人のやり方を学べば盗まれないための用心になる。
なかなか良かった本です。お勧めです。ただちょっと悲しーくなります・・・・
<今日の独り言>
ジェームスボンド風にスーツを作ってみました。胸の下あたりを少し絞めた感じです。一応スパイではありません。^_^;)念のため^_^;)
□トラックバックありがとうございます。
□トラックバックありがとうございます。
「虎の城」は本当に読み始めて
久しぶりに一気に朝まで・・。
□各地の藤堂家所縁の城を訪ねてみたくなりました。
ヒロトさんコメントありがとうございます!
ヒロトさんコメントありがとうございます!
そうですね。一気に読めますね。私も各地の城を訪ねてみたいですねえ。