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野ブタ。をプロデュース(白岩 玄)

<金曜は本の紹介>

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 この本は、 1983年生まれの白岩玄さん作で、2004年度の文藝賞を受賞し、芥川賞ノミネートなど、話題のベストセラー小説です。 2005年10月15日から12月17日の最終回まで日テレでドラマ化もされています。

 この本の内容は、高校2年生の男女ともに人気者でお調子者の「桐谷修二」が主人公で、まあ楽しげな高校生活を過ごしてますが、そんななか、「桐谷修二」の40名のクラスに転入生が現れます。

 気持ち悪いほどオドオドしたデブで、ベッタリとしたワカメヘアーを載っけたデカ過ぎる顔、その額にはじんわりと脂が浮かび、デザイン性ゼロ機能重視の大きなメガネを顔面にめり込ませ、サイズちょっと小さいんじゃないですかのムチムチブレザーにズボン、顔は・・・・これはもう残念な顔にお生まれになったとしか言いようのない絵に描いたようなブ男です。

名前は「小谷信太」で、「こたに野ブタ??」ではなく「こたにしんた」です。

 案の定、転入生はイジメられますが、主人公の修二が、トイレでその転入生を助けたことから、その転入生に弟子入りを志願されます。

 2日後、修二は転入生へ告げます。

「いや、弟子じゃなくてさ・・・弟子ってなんて言うか、付き人と同じだろ?俺はおまえに付き人になってほしくないのよ。暑苦しいし。でな、弟子なんかよりな、時代はその・・・・・プロデュース、なんだよ、分かるか?つんくとかな。それでも良かったらやってもいいよ。」

そんなわけで、野ブタのプロデュースが始まります。

 まずは、頭を刈って坊主にし、洗顔料を買い、コンタクトにして、そしてクラスでのデビューイベントを綿密な計画で成功させます。

そしていろいろなプロデュースを決め、野ブタを人気者にして成功させます。

しかし、それに対して主人公の修二は、葛藤が起き、不調となります・・・

 さすがに、ベストセラーやドラマ化されるだけはあって、面白く、すいすい読めます。高校生の頃の気分に浸るにもお勧めな本です!

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<今日の独り言>
 最近新装開店したマクドナルドは、窓際のカウンター1席毎にすべて電源コンセントが配置してあって、ノートパソコン族にはうれしいサービスだと思いました^_^)

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