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はたらきがいのある会社

<土曜は株のおはなし>
 
 毎年1月に米経済誌「フォーチュン」が発表する「The 100 Best Companies to Work for in America(最も働きがいのある会社ベスト100)」は、サンフランシスコに本部を置く「Great Place to Work Institute(働きがいのある会社研究所)」の調査を基に、同士が働きがいを物差しにした米国企業のランキングを掲載するものです。

 掲載号の販売部数は、フォーチュンの年間発行号の中で常にトップクラスの数字を誇ります。

 そのため、多くの経営者が100社のリスト入りを目指し、より高い次元で「働きがいのある会社」になることを目標に掲げているようです。

 なぜ米国の経営者が働きがいにこだわるのかは、働きがいのある会社にすることは、従業員のためだけではなく、経営そのものにも十分なメリットをもたらすということに経営者自身が気付いたからのようです。

 ベスト100の企業に共通するのは、働きがいのある会社であるとともに、事業の面でも成功を収め、株式市場でも高い評価を受けているからです。

 米国では、行き過ぎた成果主義や社内管理の弊害に気付き、働きがい向上を掲げる企業が増えてきたようです。

 日本でも今後このような流れになるかもしれません。

 日経ビジネス(2006.6.5)p118から引用しました。株式投資の参考になればと思います。

以下は2006年1月に発売された「2005年版ベスト100」の上位10社です。日経ビジネスでは50位まで掲載されています。

 1 ジェネンテック(バイオテクノロジー)
 2 ウェグマンズ・フード・マーケッツ(食品スーパー)
 3 バレロ・エナジー(石油精製・ガソリン販売)
 4 グリフィン病院(病院)
 5 W.L.ゴア・アンド・アソシエイツ(繊維)
 6 コンテナ・ストアー(収納用品販売)
 7 ビジョン・サービス・プラン(ヘルスケア)
 8 J.M.スマッカー(食品製造)
 9 レクリエーショナル・イクイップメント・インク(REI)(アウトドア用品)
10 S.C.ジョンソン・アンド・サン(家庭用品製造)

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