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30日間マクドナルド生活(マツモトケイジ)

<金曜は本の紹介>

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 2004年、1つの映画がインターネットを中心に話題となりました。モーガン・スパーロック監督、「スーパーサイズ・ミー」です。

 監督は、肥満に悩むティーンエイジャーがマクドナルドを訴えたという事件から1つのアイデアを得ました。

 肥満の原因はマクドナルドなんか?マクドナルドが主張する「自社製品は安全」という話は本当なのか?だったらそうだ、「マクドナルドは安全なのか。自分の体で実験してやろう!」

 その結果、監督はわずか30日間で12kgの体重、10%の体脂肪をそれぞれ増加させ、内臓の機能も低下、ついには3人の医師から続行不能を言い渡されてしまいました。

 しかし、これは本当にそうなるのでしょうか?

 この本の筆者(1976年生まれ)は、「マクドナルドは危険なのか。自分の体で実験してやろう!!」と考え、2004年10月に実行しました。それがこの本の内容です。

1日目:1食目にして早くもやめたくなってます
3日目:全然余裕。まだまだいけます
7日目:至って健康。まだまだいけます
9日目:全然受け入れられています。むしろ美味しいです。まだ全然いけます
18日目:なんだか肌もちょっと荒れてる気がします
21日目:別に体には大きな変化はありません。マック中毒にもなってません。

 結局1ヶ月間で81回マクドナルドへ通ってバーガーを食べ続け、体重は400g増加、体脂肪率は3%増加でした。

これは、筆者は1日の必要量を超えた量は食べていませんが、スパーロック監督は1日で5000kcal食べていたせいなので、スパーロック監督が太るのは当たり前で、筆者が太らなかったのも当たり前のようです。

 やはり摂取カロリーと体重は比例するようです!

 それから、マクドナルドは安いという印象がありますが、これだけ毎日食べると金額は高くなるようです。30日間で41,863円だったとのことです。筆者の食費は1ヵ月で大体28,500円だったとのことなので、1.5倍以上の食費となったようです。

なお、この本は、その他、30日間カップ麺生活、30日間避難訓練生活についても書かれています。

 カップ麺の場合は、当初77.1kgだった体重が72.5kgに減ったようです。

 食べたカップ麺の数は91個でその平均カロリーは428kcalだったとのことです。これではカロリー的には足りません。

体重が減るのは当たり前のようです。ちなみに成人男子の1日の必要カロリーは2500kcalとのことです。全然足りませんね。

 つまり、意外ですが、カップ麺はダイエットには良いようです!? 

 なお、マックフライポテトMのカロリーが420kcalなので、カップ麺とほぼ同じカロリーのようです。

 ただ、塩分は多かったようです。1日あたり19g摂取していたことになるようですが、厚生省の指針では、1日の塩分摂取は10g以下とされているようです。

 それから、避難訓練生活では、30日間非常食を食べ続け、電気・ガス・水道を失ったなかで生活します。

 体重は-6.9kg、体脂肪率は-5%となったようです。この30日間はストレスチェックを機械でできて、その結果もなかなか面白かったです。

 結局、体重は減りましたが、健康診断の結果も問題なかったです。

 さまざまな非常食は面白かったです。非常食もうまくなければならないと思いました。

なかなか、面白い本でした。この本はお勧めです!

<目次>
はじめに
Part.1 30日間 マクドナルド生活
Part.2 30日間 カップ麺生活
Part.3 30日間 避難訓練生活

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<今日の独り言>
 2歳6ヶ月の息子は、電卓を叩いて14を表示させ、「じゅうよん」と言えるようになりました!次は20台へ挑戦です^_^;)

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