<金曜は本の紹介>
この本は、テレビ番組の「オーラの泉」でも有名な1964年東京生まれの江原啓之さんの生い立ちと、「婦人公論」2002年7月22日号~2003年8月7日号に「江原啓之のスピリチュアル講座」として掲載されていたもので構成されています。
生い立ちは、やはり小さい頃から霊的体質ゆえに普通の人生にはない経験を数多くしてきたようですが、1人の人間として泣いたり笑ったり、悩んだり喜んだりしながら生きてきたところは、普通の人とはまったく変わりがないとのことです。
幼児のころから予知はできたようで、4歳のとき父が亡くなったのも分かったようです。亡くなる数日前から、父のまわりを真っ黒い闇が取り巻くのを感じ、父がどこか遠くへ行ってしまう気がして恐くてたまらなくなったようです。
そして、小学校に入り、自分がほかの子ども達とちがっていることに気付き始めたようです。人が発する「オーラ」が子どものころからから当たり前のように見えていましたが、それが当たり前でないことを入学して間もない時期に思い知らされたとのことです。
それから、10歳になったある日、霊というものの「姿」を初めて視たとのとです。それは通学途中の交番の前にたびたび立っていた、防空頭巾を被ったお母さんと女の子だったとのことです。また当時は、姉の方がずっと強い霊的体質を持っていたようです。
それから中学に入学すると、霊的体質はだいぶ治まってきて、たまに寝込むことはあったものの、霊を視るようなことはぐっと少なくなったようです。しかし、中学2年が終わろうとしている頃、葬式に参列している夢を見ます。自分が抱えて歩いている遺影をのぞき込むと、そこには母親の顔があったとのことです。縁起が悪い夢だと思い、このことは心にしまっておいたのですが、間もなく母親が体調を崩して入院してしまい、診断の結果は末期のガンだったとのことです。
この頃から徐々に霊的能力が戻ってきて、母のいる病院に行くたび、亡くなった人の霊がたくさん視えたようです。また予知的な勘も戻ってきて、入院患者の死を感じるようになったようです。
ある日のこと、母が病室で二人きりになったときに、今後の人生で大切にしなければならないことを語り始めたとのことです。人を思いやることの大切さ、人頼みせず、与えることを喜びと感じて生きなさいということ。そして「私はもうすぐ死ぬ。兄弟仲良く暮らしてね。自分の行いに責任を持って、自分のことは自分で守っていくのよ。18歳までは守られる。でもその後は苦しいことがたくさんあるでしょう。けれども決して負けてはいけないよ。明るさを失わずに生きていくんだよ」と言われたようです。そして翌日から母は意識不明に陥り、1週間ほど経って亡くなったとのことです。
それから、平成元年3月に「スピリチュアリズム研究所」を解説します。神主を辞め、霊能で世の人のために生きていくと胆を据えたようです。そして平成2年に初めて心霊研究の都のロンドンへ行ったようです。
後半の人生相談室では、子育てや兄弟姉妹の争い、結婚、離婚、姑との仲、お金、不倫、引きこもりなど誰でも1つは悩むようなことについて分かりやすく丁寧に明快に回答しています。とても納得のいく内容でした。
この本は、とても分かりやすく書いてあり、とてもお勧めな本です!
なお、江原さんの0歳の頃の写真が、今と全く変わっていなくて、可愛いです^_^;)
<目次>
第1部 私の生い立ち
第2部 叡智こそ幸せへの道
スピリチュアル人生相談室
なぜ、私は幸せになれないの?
なぜ、子どもは親の思うとおりに育たないのか?
親と子は、すれ違うもの?
兄弟姉妹はなぜ争うの?
夫は病気。私や子どもは、どうなる?
釣り合わない相手と結婚したら?
前向きないい離婚はできますか?
愛される妻になれるでしょうか?
姑との仲は修復できますか?
変わり者の姉は、私の結婚の障害?
子を失った悲しみから立ち直れますか?
死はすべての終わりなのでしょうか?
私は一生結婚できないのでしょうか?
子どもができない私は不幸でしょうか?
自分がいやな私はおかしいですか?
苦労は実りになるのでしょうか?
心の迷路から抜けられますか?
親の離婚は子どもの不幸?
なぜお金で問題が起きるのでしょうか?
美しければ幸せになれますか?
すべての不倫が”悪”なのですか?
浮気した夫とやり直せますか?
引きこもるわが子を救えますか?
吃音は身内の霊の障りでしょうか?
<今日の独り言>
2歳7ヶ月の息子は、テーブルの上からジャンプするのを覚えました^_^;)最初は手をつながないとできませんでしたが、だんだんコツを掴んで、ついに1人で飛べるようになりました。かなりうれしいようで、何度も何度も飛びます。「すごいね!女の子にモテるよ!」と話すと、「デヘデヘデヘ!」と想像しているようでした^_^;)
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