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陰日向に咲く(劇団ひとり)

<金曜は本の紹介>

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 この本はお笑いタレントの「劇団ひとり」が書いた小説です。本作が初の著作とのことです。

 この本の内容は、ホームレスになりたくてホームレスになりきった男の話や、アイドルのおっかけのオタクの話や、なんちゃってカメラマンになった若い女性の話、ギャンブルにはまって借金が膨れ上がりオレオレ詐欺で婆さんに電話をかける男の話や、若手芸人の男女の話が、それぞれ微妙に関わっている小説です。

 今の世相を少しずつかいつまんだ本でもあります。

 少し切ないながらも、あたたかい気持ちになれる良い本だと思います。

 また、「その陰日向の中、長い年月を経て花が咲いた」とは感性のあるうまい表現だと思いました。

 まあこの表現が、この本の題名「陰日向に咲く」となったんですけどね・・・

 1時間ほどで読んでしまえる量の本ですが、それぞれの主人公の思いをうまく伝えていると思います。

 著者は、なかなか作家としてもやっていけるのではないかと思います・・・。

 とてもオススメな本です!

<目次>
道草
拝啓、僕のアイドル様
ピンボケな私
Over run
鳴き砂を歩く犬

面白かった本まとめ(2006年)
面白かった本まとめ(~2006年)

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<今日の独り言>
 2歳11ヶ月の息子とサッカーボールを蹴って遊んだのですが、なかなかドリブルがうまくなっていました!だんだん走るスピードも速くなってきました!

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