<土曜は株のおはなし>
市場が急落すると、投資家の下値感が失われ、まだ下がり続けると思いがちですが、しかし株式には保有資産などが支える解散価値があり、その尺度がPBR(株価/1株当たりの純資産)です。
PBR1倍割れは、株主の資産の持ち分よりも売り込まれたことを示します。
ただし、土地などの資産価格が下げている場合は、PBR算出の根拠となる純資産の評価そのものに確信がもてなくなります。
また、PBRが低い企業でも利益率が低いと、必ずしも割安といえません。たとえば利益率がマイナスの企業は毎年、損失を発生させることになります。
損が積み重なると企業の純資産が目減りし、将来、債務超過となるかもしれません。たとえPBRが1倍割れでも、割安とは決められません。
そこで、単純にPBRを使うのではなく、ROE(株主資本利益率)と絡めた手法が、ウィルコクスが考案したP/B-ROEシステムです。
簡単にいえば、ROEが高い割にPBRが安い企業に投資をするというものです。
以下が、ウィルコクスシステムで選別した2008年9月末時点での上位15銘柄です。ROEは2008年です。東証一部(金融を除く)で時価総額500億円以上のもののランキングです。
株式投資の参考になればと思います。
週間ダイヤモンド(2008.10.25)p25から引用しました。
順位 証券コード 銘柄名 PBR ROE
1 3332 JFE商HD 0.77 25.6%
2 5007 コスモ石 0.47 8.2%
3 5016 新日鉱HD 0.57 14.9%
4 9110 新和海 1.46 33.4%
5 5563 日本電工 1.96 44.8%
6 1605 国際石開帝石 1.83 17.7%
7 1808 長谷工 0.85 25.3%
8 9076 セイノーHD 0.36 3.0%
9 9104 商船三井 1.57 32.4%
10 8219 青山商 0.43 5.4%
11 7241 フタバ 0.49 7.0%
12 2730 エディオン 0.55 6.6%
13 1820 西松建 0.39 3.0%
14 8001 伊藤忠 1.01 25.6%
15 7313 TSテック 0.73 12.2%
バフェット流投資判断銘柄一覧!
株のお話しまとめ(2007年)
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<今日の独り言>
4歳の息子が、芋ほりへ行ってきました。割り当てられた場所が良かったようで、結構採れて大喜びです!さっそく美味しく食べました^_^)
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