<月曜はお勧めなおはなし>
さいたま市の鉄道博物館には、外国の万博に出品された筑後川昇開橋の模型があり、ぜひ実物を見たいと思っていましたがその福岡県大川市に寄る機会があったので思い切って筑後川昇開橋へ行ってみました。
現地へ行ってみると、実は筑後川昇開橋展望公園となって整備されていて、実際に見学することができました。
当時の線路は撤去され、遊歩道となってはいますが、その橋の昇降を見ることができます。
この筑後川昇開橋は、旧国鉄の鹿児島本線瀬高駅と長崎本線佐賀駅を結ぶ佐賀線の鉄道橋として1935年(昭和10年)に造られたもので、通常は船が通れるように可動橋が約23mの高さまで上っていて、電車が通る際に可動橋を下げるものです。
単線で電車の運行が少なかったこともあると思いますが、あくまで船の運航が主だったようです。
当時は国鉄の職員がその操作のために常駐していたようです。
1986年(昭和62年)に佐賀線は廃線ちなりましたが 1996年(平成8年)に筑後川昇開橋遊歩道として開通し、2003年(平成15年)に国指定重要文化財に指定され、 2007年(平成19年)に機械遺産として認定されたようです。
現存する可動橋としては最古のようです。
筑後川昇開橋の全長は約507メートルあり、実際に上下に可動する部分は約24メートルで、約23メートルの高さまで上るようになっています。
鉄塔の高さは約30メートルで、可動橋の自重は約48トン、約20トンのウェイトが両側の鉄塔に下がっています。
現在は基本的には約30分毎に上下に可動しているようです。
可動部分まで歩くと、係の方が大きな声で気さくに挨拶してくれます。
ちょうどサイレンが鳴って、可動部分が上に上がっている状況でした。
係のおじさんは、美人が来ると特別に上下させますと言って、おばさんたちは大喜びでしたね^_^;)
また、子供にも気さくに話をしてくれ、話がはずむと、特別にということで昇降のボタンを押させてくれて、子供も大喜びでした。
サイレンのボタンも押せました^_^)
係のおじさんはそのほか明るく冗談を言いながら色々と教えてくれましたね。
ウェイトが2つあるけど28tと20tとそれぞれ重さが違うのは、同時に昇降させないほうがうまくいくためのようです。
また、地盤が緩いせいか、きっちり精密に作っているのではなく、あそびを入れて上手く造られているとのことでした。
当時の職人技とのことですね。
また、人間も遊びが必要と力説していました^_^;)
なお、可動部分の歩道にいるので、そのまま上げて欲しいと頼みましたが、それはさすがに却下されました^_^;)
一応近くには救命用の浮き輪はありましたね。
それから、近くの郵便局の先の団子屋が美味しいとのことで、後で買って食べましたが確かに甘くて美味しかったです^_^;)
1串3個で90円でしたね!
筑後川昇開橋は重要文化財や機械遺産として認定され、その可動部分を見学でき、また気さくなおじさんが色々と説明してくれて、とてもオススメです!
なお、日没から22時まではライトアップもされるようで、それもきっと美しいかと思います。
蛇足ですが、のだめカンタービレの主人公は確かこの大川市出身の設定で、この近くでロケがあったようです・・・^_^)
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