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東海道五十三次 街道をゆく 三島塚原~沼津宿 (1)一里塚~三嶋大社

 阪急交通社が企画する「東海道五十三次 街道をゆく」の第12回目の三島塚原~沼津宿(1)一里塚~三島大社について紹介したいと思います。

 いつものように東京駅前に7:30に集合し、貸し切りバスで高速道路を使って三島塚原の伊豆フルーツパークまで行きます。
今回も少し渋滞があり、準備運動をして10:20頃出発します♪
今回の三島塚原~沼津宿は基本的には箱根峠を過ぎたので、なだらかな下り坂を沼津に向かってずっと歩くので、とても楽でしたね♪
しかも天気が良く風も強くて気持ちが良かったのですが、富士山が霞んであまり見えなかったのは残念でした^_^;)

歩き始めてすぐに、錦田一里塚がありました♪
江戸の日本橋から28番目の一里塚ですので、江戸から約112kmの距離となります。
この一里塚は、珍しく街道の両側に一対で残っているとのことで、国の指定史跡となっているようです。
明治以降、鉄道や道路の整備により一里塚は次々に取り壊されたので、このままの形で残っているのは珍しいようです。

 徳川家康が一里塚を作らせたのですが、家臣が「一里塚にはどのような木を植えましょうか?」と訊ねると、「え~(良い)木が良い!」と言ったのを「榎(えのき)」と聞き間違えて榎を植えたという逸話もあるようです。

 ただ、榎は成長すると直径1m以上、高さ20m余りの大木になり、大きく枝を張った姿は遠くからもよく見えることから、街道の一里ごとの目印の役割をするだけでなく、夏になると枝いっぱいに葉を繁らせて、その木陰は旅人に格好の休憩場所を提供したり、寒い冬は格好の風除け、馬や籠などの賃金の目安として重宝されてきたようです♪


↑錦田の一里塚


↑一里塚の説明

それから、箱根旧街道の松並木などの説明がありました。
箱根旧街道には松や杉の並木が植えられましたが、当時の杉並木が今まで残っているのはこの辺りの約1kmほどとのことです。
また、石畳の道は最近復元されたもののようで、これは少し歩きにくいですね^_^;)


↑箱根旧街道の松並木の説明


↑石畳

それから、雲助備前繁(三界萬霊塔)の墓がありました。
備前繁は暴れん坊で有名な雲助だったようですが、ある時、大名行列が通った時に当時の大名は通行の安全のために各街道の雲助に心づけを渡していたようですが、その金額が少ないと備前繁は腹を立て、そのお金を投げ捨てたようです。
 大名たちはそのまま放って進み始めたようですが、怒った備前繁はその大名行列を追いかけ、尻を丸出しにして「切れるものなら切ってみろ!」と叫ぶと、その大名の人足頭がその尻を真っ二つに切り、大きく尻の割れ目が新たにできてしまったようです^_^;)
それでも、怒った備前繁は尻を切られながらも追いかけ、茶屋のある今井坂で息切れたようです。
そんな逸話が今までも残っているというのは凄いし、当時は物流の要として雲助の立場は高かったのだなぁと思います^_^)


↑雲助備前繁の墓

それから、愛宕坂へ到着しました。
確かにかなりの下りの急坂です。
当時も急坂ですべって大変だったので、1680年に石畳の道になったようです。


↑愛宕坂の説明


↑愛宕坂

それから大場川の新町橋へ到着しました。
江戸時代には三島宿の出入口として多くの旅人がこの橋を渡っていたようです。
また、この辺りに三島宿の江戸側の見附があったようです。
ここから見える富士山はとても素晴らしかったようで、安藤広重の浮世絵にも描かれています♪
しかし、この日は天気は快晴ながらも、霞んでいて残念ながら富士山を見れませんでしたね^_^;)
写真や浮世絵の感じと比較するのも楽しいです♪


↑天気が良いのに霞んで富士山が見れない!


↑富士山が見える時の風景


↑安藤広重の浮世絵

それから近くに三嶋暦師の館があるとのことでした。
三嶋暦(みしまごよみ)とは、太陰太陽暦(旧暦)を代表する暦で、三嶋大社の社家である暦師の河合家で代々発行されてきたようです。
三嶋大社が発行するこの三島暦は当時は全国に名を知られ有名だったようですね。
応仁・文明(室町時代)頃から1872年(明治5年)まで発行されたようです。
五十代続いた暦師を廃業したその河合家は、当該屋敷を三島市に寄贈したため、平成17年4月より「三嶋暦師の館」として一般公開を始めているとのことです。
今度行ってみたいと思いましたね。


↑三嶋暦師の館の案内


↑当時の三島暦

それから三嶋大社へ到着しました♪
かなり敷地も広く、立派な大社で、結婚式も挙げられていましたね。
三島の地名の由来となった大社で、伊豆国の一宮とのことです。
祭神は「三嶋大明神」で、創建の時代は不明ですが延喜式神名帳(927年)にその名が記載されているのでかなり由緒があるようです。
源頼朝はここで100日間お家再興を祈願し、再興を果たした後はそのお礼に、この三島神社にたくさん寄進をしたようです♪
また江戸時代は、三島暦を発行していたのでかなり全国で有名だったようです。


↑三嶋大社


↑三嶋大社


↑三嶋大社

それから、樹齢約1200年の金木犀の木があるとは驚きましたね♪
すごい!


↑樹齢約1200年の金木犀


↑金木犀の説明

三嶋大社は素晴らしい神社でしたね♪

次は、(2)御殿川~常夜燈です。

お勧めなお話(2016年上半期)

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