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会津さざえ堂(福島県会津若松市)のらせん状通路は珍しくとてもオススメ!

 「ブラタモリ」というテレビ番組でも紹介された福島県会津若松市の飯盛山ふもとにある三階建ての江戸時代の建物で、建物内は「らせん状」の一方通行路で昇降ができるという面白い造りで世界でも珍しい「会津さざえ堂」へ行ってきました♪
国の重要文化財でもあります♪


↑飯盛山とその参道

 その飯盛山ですが、明治維新の戊辰戦争の1868年には会津藩と新政府軍との戦いがあり、わずか16、17歳の会津藩の白虎隊の少年たちが主君のために戦い、奮戦むなしく撤退し、ようやくこの飯盛山にたどり着き、そして鶴ヶ城周辺の武家屋敷等が燃えているのを落城と錯覚し、もはや帰るところもないと地刃した場所と墓地ともなっており、「白虎隊記念館」や「自忍白虎隊十九士の墓」等もあり、観光客がたくさん来ていました。
年間200万人もの観光客が訪れるようです。
現在では「さざえ堂」よりは「白虎隊の観光地」として栄えています^_^)


↑飯盛山案内図

 ちなみに近くには白虎隊の歴史を分かりやすくカラーの絵付きで説明したものもあり、これは分かりやすく素晴らしいと思いましたね。
会津藩の男子は10歳になると日新館に入学し勉強に励んでいたとのことで、その教育が会津や日本の礎を築いたのかと思います。


↑白虎隊の歴史


↑白虎隊の歴史


↑白虎隊の歴史


↑白虎隊の歴史

 そんな中、「さざえ堂」は、その位置的には白虎隊記念館や自忍白虎隊十九士の墓の間にあり、左回りで白虎隊記念館の前を通って階段を登り、厳島神社から右に曲がった所にその「さざえ堂」があります♪


↑白虎隊記念館


↑厳島神社の鳥居


↑厳島神社の赤い鳥居


↑厳島神社


↑厳島神社の説明

厳島神社には広島の宮島の厳島神社と同様に、しゃもじが奉納されていましたね♪
やっぱり「しゃもじ」なんだ♪

 厳島神社からは、左側からゆるやかな坂を上って「さざえ堂」へ行くこともできますが、直接まっすぐ階段を登って「さざえ堂」へ向かいます♪


↑「さざえ堂」へ向かう階段

 この「さざえ堂」は、3階造りの江戸時代からの木造建築で、らせん状に3階まで上れるのですが、そのまま通路は下りとなり、一方通行で昇降できる珍しい建物です♪


↑さざえ堂


↑横から見た「さざえ堂」

 「さざえ堂」とは、三市(そう)堂ともいい、秩父34所、東国33所、西国33所の観音札所の本尊を写して一堂に集めた巡礼観音堂であり、通常は三階造りの堂内をぐるぐる回って上ってゆくところから俗に貝のサザエのようなので「さざえ堂」と称されたようです。

 江戸の本所の羅漢寺に1780年(安永9年)に建てられたのが最初で、葛飾北斎や安藤広重の錦絵にも名所として描かれたようです。
その「さざえ堂」は関東には例えば群馬県太田市や埼玉県本庄市等数カ所あるようです。

 ところがこの会津飯盛山にある「さざえ堂」はその造りが特殊で、1796年(寛政8)に郁堂和尚が考案建造し、高さ約16.5mの六角塔状の建物の中心部に西国33観音像を2つのらせん状スロープに沿って配置し、つまり正面から上ってスロープを参拝しながら頂上に至り、別の下りスロープに移って続いて巡拝しながら裏口に降りるようになっていて上りと下りが出会わないもので、このような建築は世界にも例を見ない独特なものとのことです♪


↑さざえ堂の説明

 なお昔はそのスロープ沿いに西国33観音を安置していたようですが、明治時代以降は皇朝24孝(会津藩道徳教本)の絵額と説明文が掲げられているとのことです♪
現在ではその江戸時代の説明文とは別に、見やすく楷書体でフリガナ付きでありましたね♪

「さざえ堂」入口近くの窓口で入場料の400円を支払って「さざえ堂」の説明付きの本のしおりをもらい、靴のまま「さざえ堂」へ入ります。
窓口近くには「ブラタモリ」の様子が掲げられていましたね♪


↑ブラタモリの様子


↑ブラタモリの新聞記事

 ブラタモリの新聞記事には、「さざえ堂」は元は西国三十三所霊場を写した仏堂で、堂内を一周すると本物の巡礼と同じ御利益があるとされたとのことで、そのココロは会津の人々を藩内に止め、お金の流出を防ぐためだったとは、ナルホドと思いましたね。
 逆に、堂内にたくさん貼られたシールのようなものを見ると、江戸等からも観光客がたくさん来ていたようで、「さざえ堂」に観光客が集ることにより、その周辺での宿泊や食事、土産物の売り上げで、会津の経済活性化に当時から役立っているのだと思います♪

 このことからも、これからの日本の活性化のためにも、外国人観光客が楽しんで、外国人観光客が増えるよう観光に力を入れるべきだと思います♪

 また「ブラタモリ」では、さざえ堂内各所で投げ入れられた賽銭は下の階の1カ所に集まる仕組みになっているとはさすがだと思いましたね♪

そして「さざえ堂」の入口で鐘を鳴らし、お参りをして中に入ります♪
靴のままで中に入れるというのは、外国人にも良いかと思います。


↑「さざえ堂」の入口


↑「さざえ堂」の拡大

 入口には写真があり、当時皇太子だった天皇皇后両陛下も昭和43年(1968年)にこの「さざえ堂」へ訪れていたようです♪
また、「さざえ堂」が群馬県太田市や埼玉県本庄市にもあることが分かりますね♪


↑入口の写真

それからこの「さざえ堂」を建立した「郁堂」禅師の像があり、お参りしました♪


↑「郁堂」禅師の像

堂内は木造のゆるやかな上り坂となっています♪
それにしても、シールのようなものがたくさん張られ、全国各地訪れていることが分かります♪


↑道内のスロープ

そしてスロープ沿いの右側の壁には、皇朝24孝(会津藩道徳教本)の絵額とその説明があります。
当時からの絵額と説明文は金網で守られています。


↑皇朝24孝(会津藩道徳教本)の説明


↑皇朝24孝(会津藩道徳教本)の説明


↑皇朝24孝(会津藩道徳教本)の説明


↑皇朝24孝(会津藩道徳教本)の説明


↑皇朝24孝(会津藩道徳教本)の絵額


↑皇朝24孝(会津藩道徳教本)の昔の説明

そして、ぐるぐると回りながら3階に辿りつきます♪


↑3階


↑3階の天井


↑3階の頂上部分

3階の天井にもシールのようなものがたくさん貼られていて、「どこどこから来たんだ!」と主張していますね^_^;)

そして下って行きます。
下りにも皇朝24孝(会津藩道徳教本)の説明がありましたね。

なお、上りと下りは中央部分で行き交うことができるようにはなっていました♪


↑堂内中央部分


↑下りの様子

そして出口には、飯盛山正宗寺開祖の「残夢」大禅師の像がありました♪


↑飯盛山正宗寺開祖の「残夢」大禅師の像

会津さざえ堂は、世界でも稀ならせん型昇降通路を体験でき、また歴史を感じ、とてもオススメです!
白虎隊の勉強にもなります♪

お勧めなお話(2017年上半期)

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