HISを利用してインドのデリーを旅行したのですが、世界遺産でタビトモ デリー・アグラ・ジャイプル インドという旅行ガイドブックにも掲載されている「クトゥブ・ミナール」がとても良かったので紹介したいと思います♪
クトゥブ・ミナールとは、インドのデリーにある「勝利の塔」という名の世界で最も高いミナレット(礼拝告知用の塔)で、場所はインドのデリーのQUTAB MINAR駅から車で10分の所にあり、入場料は500ルピーで、ビデオ持込は25ルピーとなります。
↑チケット売り場
チケット売り場でチケットをガイドが購入し入ります♪
すぐにクトゥブ・ミナールが見え、その高さを誇ります♪
↑クトゥブ・ミナール
クトゥブ・ミナールは、ムガル帝国以前に北インドを支配した奴隷王朝の初代皇帝クトゥブッディーン・アイバクが1206年に初のイスラム王朝を成立させたことを記念して1194年に造られたクワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てられ、ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっています。
ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用して造られたものであり、建築に携わった職人もヒンドゥー教徒であったようです。
クトゥブ・ミナールは5層で高さが72.5mあり、世界で最も高いミナレットですが、以前は7層まで約100mの高さがあったようです。
地震や落雷などで先端が崩れたようです。
直径は、基底部14.3mに対して先端部2.75mとのことです。
内部には369段の階段があり、以前は先端部まで上ることができましたが、1982年に照明が消えてパニックになった修学旅行中の少女たちが階段で折り重なって倒れ、十数名が死傷する惨事となったことから、それ以降は内部への立入りは禁止されたようです。
最下部の1層目はアイバク帝が建てさせたものでアラビア文字でコーランが刻まれ、2・3層目まではアイバク帝の死後、後継者のイルトゥミシュ帝が建設し、4・5層目はドゥグルク王朝のスルタンにより1368年に造られたとされるようです♪
近くに行くと、改めてその全体の美しさや、彫刻の細かさが素晴らしいです♪
↑近くから見たクトゥブ・ミナール
↑さらに近づいてみる
↑彫刻が素晴らしい
一帯の遺跡群は、1993年に世界遺産に登録(登録名:デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群)されており、クトゥブ・ミナールの2倍の大きさのミナレットを造ろうと建設した土台であるアライ・ミナールの他にモスクやデリーの鉄柱なども含まれます。
↑世界遺産の標識
アライ・ミナールは、クトゥブ・ミナールから北に150mほど離れた場所にあり、アラーウッディーン・ハルジー帝が、クトゥブ・ミナールの2倍の大きさのミナレットを造ろうと建設した土台で、現在は直径25mの巨大な基底部を見ることができます。
1316年に暗殺され、財政難で工事が中断し、未完となったまま今に残るとのことです。
これが完成していたら、素晴らしいものだったのでしょう♪
それにしても巨大です♪
↑アライ・ミナール
↑アライ・ミナール
それから「クワットアル・イスラム・マスジッド」という「イスラムの力」を意味するインド最古のモスクがありました♪。
1194年に熱心なイスラム教徒だったアイバク帝は、元々建っていた27のヒンドゥー寺院を象で破壊し、このモスクを造ったようです。
象というのが凄いですね(^_^;)
↑クワットアル・イスラム・マスジッド
↑クワットアル・イスラム・マスジッドの中
↑クワットアル・イスラム・マスジッドの天井の蓮
↑クワットアル・イスラム・マスジッドの中が整然
ヒンドゥー様式の緻密な彫刻が残っていますが、イスラム教徒だったためそのヒンドゥー教の動物などの神様の彫刻は削り取られています^_^;)
↑象?
↑猿?
↑牛?
それから4世紀にグプタ朝のインド統一記念に造られた純度99%の鉄でできた鉄柱があり、17世紀経った現代でも錆びていないというのは凄いと思います♪
また、今まで残っているというのも素晴らしいと思います♪
↑鉄柱
その鉄柱にはアショカ王時代の言葉が記されているようです。
↑アショカ王時代の言葉
インドのデリーにあるクトゥブ・ミナールは高さ72.5mもある素晴らしいミナレットで、その他の遺跡も併せてとてもオススメです!
<今日の独り言>
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