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蛇にピアス(金原ひとみ)

<金曜は本の紹介>

蛇にピアス ( 著者: 金原ひとみ | 出版社: 集英社 )

 芥川賞受賞の作品です。スラスラと1時間ほどで読める内容ですが、生々しいシーンが多いので、そういうのがダメな方は読まないほうが良いかもしれません。

 村上龍の「限りなく透明に近いブルー」に感じが似ているなと思いましたが、ホームページを色々検索してみるとやっぱり作者の金原ひとみさんは、以前に読んでいるようですね。

 物語は、「主人公「ルイ」が、彼氏?「アマ」の「スプリットタン(蛇のように分かれた舌)」に魅せられて、「シバ」のお店で舌にピアスを始めるところから始まります。

 この「ルイ」「アマ」「シバ」3人の物語です。

 セックスありーの刺青ありーの殺しありーのアル中ありーの話です。

 個人的には読みやすい本だったので、金原ひとみさんの次作も読んでみたいですねえ。

軽く読むのには最適な本でした!

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<今日の独り言>
 出かけようとすると、10ヶ月の息子が初めて手を振るではないですか・・・何てかわいいんですかね!

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    • mimi

    はじめまして。ここに質問投稿してもいいんですかね?
    はじめまして。ここに質問投稿してもいいんですかね?
    金原さんが芥川賞を受賞されたときに新聞名は忘れてしまったんですが、コラムを投稿されてたんです。私は、サークルでコラムを書いているんですが、参考にするコラムと同時に発表しないといけなくて、その記事が印象的だったので参考にしたいのですがどなたかそのコラムが載っている新聞名、日付、もしくはサイトなどわかる方いらっしゃらないでしょうか。
    「腕立てできる?」から始まって、「20分でかきました。ウソです。何度も推敲してかいてます」って感じで終わるのですが。ご協力なにとぞよろしくお願いします。
    初投稿であつかましいおねがいすみません。
    不適切だったら削除願います。。

    • nyanko

    mimiさんコメントありがとうございます。
    mimiさんコメントありがとうございます。

    インターネットで検索してみると、以下のものがありました。ちょっと違いますかね?

    朝日新聞で、受賞に関するコラムを金原ひとみ氏が書いていたんですが、夢が芥川賞受賞だったので夢がかなってしまった、これからは「魅力を高めたい」という夢を持ちたい、これなら抽象的だから夢がかなわないのでいいだろう…という内容で、なかなか拍子抜けするコラムでした。

    • mimi

    腕立てできる?一回なら。一回かよ。死ぬ気になれ…
    腕立てできる?一回なら。一回かよ。死ぬ気になれば五回くらいはできると思うけど。少なっ。リクエストは二回までにして。何で二回なの?二回くらいなら健康に支障ないと思うから。

     なんて会話を、友達とした。なんて事はどうでもいいのだ。けど、私は腕立てができない。腕力の問題?いやいや、だっておかしいでしょ。腕の力だけで自分の身体を上げたり下ろしたりそんでまた上げたり、いやいや、何で?ていう疑問があるので、今回のテーマは腕立てについて。腕立てが醸し出す切ないムードであったり、腕立て好きな人のマッチョ具合であったり、腕立てする事から生まれるリビドーなど。そういう事について書きたいとおもいます。

     と、いう訳にはいかないようです。このエッセーは芥川賞を受賞して、というテーマを設けられているので、じゃあそっちで、みたいな。本日特上ロースが品切れでございまして、上ロースでしたらございますが。じゃあそっちで。みたいな感じで、書きたいと思います。別に、芥川賞より腕立ての話しがしたい、という訳ではないんです。ただ、素直に喜んでいるところを、人に見られたくない、という羞恥心から腕立てで書きたいな、と思っただけなのです。

     受賞しました。それも、芥川賞を。合否を持ってる間、全く緊張しませんんでした。驚くほど落ち着いてました。だって、受賞できると思ってなかったんですもの。だって、私みたいなおちこぼれでバカでどうしようもない人間が、権威ある芥川賞を受賞できるなんて思わないですよ。

     でもね、バカにしか書けない小説っていうものが、きっとあるんだと思う。天才の人にしか書けない小説があるように。突然だけど私の動きに華麗さ、とかしなやかさ、とか全くないんです。がさつだし、ポリゴンみたいな雑さだし、あがくような動きばかりなんです。そういう、うわっ、こいつ何かぎこちねえ、ていう人間なんです。これは多分もうどうしようもないんでしょう。そういうがさつな所って、小説にも反映されてるから、私の書く物には華麗な流れとかないし、登場人物もがさつな人が多い。だって、実際、人間てみんながさつなんじゃないかな。なんて、ちょっと正当化してみたり。でもね、そういうバカな人間を、バカなりに真面目風に突き詰めていきたいです。

     でも、受賞の知らせを聞いた時は、さすがに足が震えた。友達がイタ電してんじゃねえの?とか思ったし、うっそだあ、またまたあ、とかも思った。記者会見に向う車中、今目が覚めたらどうしよう?と焦っていたら、担当編集者に、これからエッセーの依頼がたくさん来るし、新聞は締め切りが早いからね、と言われた。その時は浮かれていてはーい、なんて答えたけど、今私はやっと現実を見て、エッセーを書いてます。

     今、朝の七時です。二十分で書きました。と、いうのはウソです。何度も推敲してます。本当です。

                              by金原ひとみ

    探していただいてありがとうございます。誰かの掲示板でそっくりそのまま(多分)載せてあるのを見つけましたので一応載せておきます。本当にありがとうございました。私はこんなコラムが書けるようになりたいんです☆

    • nyanko

    mimiさんコメントありがとうございます。
    mimiさんコメントありがとうございます。

    コラムが見つかって良かったですね。

  1. 蛇にピアス、好き。
    蛇にピアス、好き。
    アッシュベイビーはもっと好き。
    金原ひとみ、いぃですよね。
    あれを「純文学でなぃ」って言う人は多いけど、私はあれは他にはなぃ程の純文学だと思います。共感できるものがあるからかな・・・。アミービックは好きじゃなぃけど、アッシュベイビーはお勧めです(*≧Å≦)ノ

    • nyanko

    ェバー さんコメントありがとうございます。
    ェバー さんコメントありがとうございます。

    さっそく「アッシュベイビー」を読んでみることにします。
    ありがとうございます!!

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