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いのちの食べかた

<金曜は本の紹介>

いのちの食べかた

 小学生向け?の本でほとんどの漢字にふりがなが振ってあります。

 内容は、最初はお肉になるまでの過程や命を食べることについての本質について分かりやすく説明してあり、それから現在の屠殺の話から江戸時代の牛や豚など動物の肉食は、汚らわしい行為という意識だったこと、その死んだ牛や馬の肉の処理をまかされていた人たちは死んだ動物の肉は「穢れ」であるとの考えから、その職業の人たちも「穢れている」と差別され、それが現在の差別につながっていること、そしてそういった差別が結局大きな戦争にもつながることについて書かれています。

 大切なことは「知ること」ということ、「知って、思うこと」、「人は皆同じなんだ」ということ、「いのちはかけがえのない存在だ」ということなど、人生で考えること、人権等について書かれています。

小学生だけでなく大人にもお勧めな本だと思います。

 ところどころに、考える時間を設けている所も、おもしろいですね。

<目次>
第1章 もしもお肉がなかったら?
 きみんちの晩ごはん
 僕たちの知らないこと
 牛とのおつき合いのはじまり
 お肉を食べないわけ
 すき焼きと豚肉の登場!
第2章 お肉はどこからやってくる?
 牛と豚がやってくる
 おいしいお肉はだれのため?
 二つの大問題
 お肉ができあがるまで
 職人さんの名人芸
 「人間」という生きもの
 いのちを食べるということ
第3章 僕たちの矛盾、僕たちの未来
 お肉禁止令
 僕らはとても忘れっぽい
 大人は、万能じゃない
 「穢れ」って、なに?
 「不浄」って、なに?
 僕たちの「弱さ」の歴史
 村ごと大引っ越し!?
 小さな優越感
 君はすべてを秘密にできるかい?
 メディアの過ち
 無限大の傷つけ装置
 だまされることの責任
 僕らの麻痺
 忘れられない記憶
 僕たちがいきているということ
あとがき

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<今日の独り言>
 15ヶ月の息子は「あせも」だらけで可哀想だったのですが、朝と夜シャワーを浴びさせるとかなり改善しました。良かったです。

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