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お勧め絵本「くんちゃんはおおいそがし」

<日曜は出産・育児のおはなし>

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 「くんちゃんはおおいそがし」は、作ドロシー・マリノ、訳「まさき るりこ」で、縦25cm×横19cmの2色刷りの絵本です。

 幼い子どもの頃、何もすることがない時間があるかと思います。そういった時には親に聞き、何をするか教えてもらって時間を過ごしますが、親も相手してくれない場合は、自分で遊ぶことを見つけると思います。

 この本は、そういった自分で遊びを見つけることのヒントとなる絵本です。良書だと思います。我が家の息子も、大好きで、何度も読み聞かせています。この絵本の中で出てくるセリフ「僕はうさぎだ」を何度も言います^_^;)

お勧めな絵本です!

以下はこの本の内容です。

 ある朝、小熊のくんちゃんは、ベッドから起き出すと言いました。

「何にもすることないや。」

「こっちへ来てテーブルに朝ご飯の用意をしてちょうだい。」とお母さん熊が言いました。

そこで、くんちゃんは、テーブルにお皿やスプーンを出して用意をしました。

「今度は何をしたらいい?」とくんちゃんは訊きました。

「ごはんをお上がり。」とお父さん熊が言いました。

 朝ご飯が済むと。くんちゃんはまた訊きました。

「何をして遊んだらいい?」

「絵でも描いたら?」とお母さんが言いました。

そこで、くんちゃんは絵を描きました。

「今度は何をして遊んだらいい?」

くんちゃんは絵を描いてしまうと、また訊きました。

「外へ行って、自分で何かすることを見つけなさい。お母さん、今日は大忙しなの」とお母さんは言いました。

くんちゃんは、家の周りをぐるっと回りました。
小石をけってみました。
まつかさをけってみました。
木切れをけってみました。

くんちゃんは、その木切れを拾い上げました。
「これ船みたい。そうだ、川へ行って浮かべてみよう。」
木切れはちゃんと船らしく浮かんで走りました。

くんちゃんは、小川の底にきれいな石が落ちているのを見つけました。
そこで、くんちゃんは、小石をたくさん拾いました。
「この石と土で家を作ろう」とくんちゃんは言いました。
少しすると、石の家ができあがりました。

その時、リスがくんちゃんのそばを駆け抜けて行きました。
口にクルミをくわえています。
「僕もクルミを集めよう」とくんちゃんは言いました。
そしてくるみをたくさん拾いました。

その時、お母さんが家の戸口に出てきて玄関を掃きだしました。
くんちゃんは、ちょっとほうきを借りることにしました。
そして落ち葉を掃き集めて大きな山を作りました。
「僕はうさぎだ」そう言って、くんちゃんは枯葉の中にもぐりこみました。

そこへ、お母さんが出てきて毛布を干しました。
くんちゃんは毛布の間に入り込んで、言いました。「今トンネルを通っているところ」
「違う、これ、テントだ。僕のテント。僕は探検家なんだ!」

くんちゃんは、虫眼鏡を持って来て地面を這っているアリの後をつけていきました。

その時、お母さんの呼ぶ声が聞こえてきました。
くんちゃんは、走って家へ帰りました。
そして、大慌てでご飯を食べ始めました。
「何をそんなに急いでいるんだい?」とお父さんが聞きました。

「早く行かなくっちゃ。だって今日は僕大忙しなの」とくんちゃんは言いました。

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<今日の独り言>
 久しぶりにお好み焼き屋に行ったのですが、やはり2歳10ヶ月の息子がいると、集中して焼いたり食べることができず、疲れる一方です^_^;)コーンを焼く前に食べられてしまいました・・・^_^;)

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